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Clinical Voice 〜病棟からのメッセージ〜

訪問病院の医療スタッフの声を集めて紹介します。

 
●チャイルド・ライフ・スペシャリストのこえ

ここ数年、日本でも病院で活躍する道化師たちがその活動の場を広げつつあるのを感じています。昨年9月、当院でもクリニクラウン(以下CC)の活動が開始されました。以来、チャイルド・ライフ・スペシャリスト(以下CLS)として、CCと一緒に活動する機会に恵まれ、彼らのプロ意識やスキルの高さ、そして子どもたちの変化や笑顔を目の当たりにし、CCの役割の大きさを感じてきました。

まず、CCには子どもを「エンパワメント」する力があると感じています。病棟には慣れない環境で不安や恐怖の中にいたり、制限の多い生活の中で本来の力を出せないこどもたちもいます。保育士やCLSは遊びや環境整備等を通して、病院の中に「日常」を持ち込み、子ども本来の力を引き出せるように活動しています。一方、CCは“スーパーこども”として、病院というイメージをよりポジティブに変える力を持っていると思います。どちらも遊びがキーポイントとなっており、目標も似ていますが、CCにしかできないインパクトを持っていると思います。

また、入院生活には検査や内服など「やらなければならないこと」がたくさんあります。スタッフはできる限りの選択を与えてくれていますが、受身にならざるをえない環境です。コントロール感を失い、ストレスが非常に強くなっているお子さんもいます。その中で微笑ましいドジをくり返すCCは、子どもたちに「教えられ」たり「守られ」たりする共育的存在となっています。

このように、「こどもたちが本来の力を出し、“力ある存在”となる」(エンパワメント)一助になっていると感じます。病院環境への慣れや親しみ、主体性・積極性や自信が育っていくことにつながっていくと思います。そして、「成長発達の支援」も大きな役割の一つだと感じています。「伝えたい」という気持ちがあふれ出てきて、コミュニケーションの発達を目にすることがよくあります。個々に合った関わりを通して、ご両親やスタッフが小さな変化や動きに気づく機会を提供したり、普段はお姉さんお兄さん役の多い子が年齢相応の反応をしたりと、月に1度の活動の中でもたくさんの成長の機会と気づきを届けてくれます。

しかし、驚くのは見た目の華やかさとは違い、遊びがとても繊細であることです。物理的・心理的距離の取り方、シグナルの受け止め方など、子どもと関わるスキルが身に付けられています。エンターテイメントとしての楽しさや華やかさを持ったまま、押し付けになることなく、子どもの選択や気持ちに添うように遊びが展開されていきます。

CCはストレスの軽減や成長発達の支援となっている点で、「治癒的な存在」と言えると思います。しかし、「治癒的な存在」となるためには適切なスキルと、さらには医療チームの一員として目標やCCが活動から持ち帰ったものを分かちあっていくことが不可欠です。子どもたちにとって、CC訪問がよりよいものになるようこれからも試行錯誤しながら一緒に活動を続けていきたいと思います。

 
茨城県立こども病院
チャイルド・ライフ・スペシャリスト 松井 基子
 
 
 
 
 
 
 
 

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