「第3回 Healthcare Clowning と療養環境を考える多職種勉強会 「あそびは無限!病児の今を支える大人たちの勉強会」開催
病気や障がいを抱えるこどもたちと家族を支えるためには、社会全体が“成熟”することがとても重要です。すべてのこどもがこどもらしく過ごせる社会、そして誰もが笑顔になれる社会を目指すために、「第3回Healthcare Clowning と療養環境を考える多職種勉強会」開催します。
今回は「あそびは無限!病児の今を支える大人たちの勉強会」をテーマに、コロナ禍だからこそ改めて気付くことができた、あそびの可能性や繋がることの喜びなどを療育環境等に関わる多職種の方々から、体験を交えてお話頂きます。ワークショップでは、遊びの時間を体感して、誰もが心の中にもっている“わくわくドキドキ・こども心”を思い出し、明日からのパワーになればと考え、企画しました。
コロナ禍、療養環境を支えていくために、多職種が集まり智恵や経験を共有する場をつくり、共に学び、考え交流する機会をつくっていきたいと考えております。そして、ピンチをチャンスに、新しい未来に向けて智恵を出し合う大人たちの勉強会になることを願っています。
日程:1日目 2021年9月11日(土)10時 ~16時半(16:10)
2日目 2021年9月12日(日)10時 ~16時
会場:日本クリニクラウン協会事務所等よりzoom配信
募集人員:1日目60名 2日目60名
参加費:1日目3,500円 2日目3,500円 両日参加5000円
申し込み( Peatix サイト申し込みページより申し込みください。)
https://cliniclowns202109.peatix.com/
※後日、申込者のみ限定配信という形でアーカイブ動画をアップします。(ディスカッションやWSについては一部動画配信できない場合がありますのでご了承ください)
【9月11日(土)一日目 基調講演&レクチャー】
病気や障がいのあるこどもの「コロナ禍の今」を、支援者それぞれの視線でお話しします。 「webで繋がるあそびの時間」をテーマに、ワークショップを交えて、みんなで発見・体験します。 また、「できないをできるに変えたwebの活用法」や、支援についての提言と意見交換をします。
★ 午前の部( 10:00~12:10頃)
基調講演 「コロナの渦の中で、成熟社会を目指して、わたしができること」
認定NPO法人日本クリニクラウン協会 理事長 河 敬世氏
病気や障害を抱えるこどもたちと家族を支えるためには、社会全体が“成熟” することがとても重要です。 多様性”diversity” と異質性“Heterogeneity” をキーワードに、新型コロナウイルスの感染拡大の影響 をうけるなか、成熟社会を目指すために一人ひとりができることを皆さんと一緒に考えていきましょう!
「コロナ禍、こどもたちの 療養環境を支えるために」
講師: 大阪医科薬科大学病院 小児看護専門看護師 水島 道代氏
小児病棟に入院しているこどもたちや外来に通院しているこどもたち。 そして、家族がコロナ禍どのように過ごしてきたのか? コロナ禍だかこそ気づいたこどもたちの療養環境を支えるために大切なことなどいついてみなさんと一緒
に考えていきたいと思います。
「難病を抱える こどもと家族を支えるために」
講師:株式会社ノーサイド 代表取締役 中西 良介氏
コロナの中で、難病を抱えるこどもと家族を地域で支えるために、行政と連携し、 地域で難病の子どもたちや家族を守るために取り組んできたことや自宅療養中のこ どもたちや家族のすぐそばにたち支えてき たからこそ感じた想いについて語ります。
12:10~12:40 ランチ休憩
12:40~13:10 わくわくランチョンタイム
(クリニクラウンなりたいあなたへ、先輩クリニクラウンへの質問タイム)
★ 午後の部(13:10~16:30)
コロナ禍、重い病気をもつこどもや 家族のこころに寄り添うために
NPO法人 チャイルド・ケモ・ハウス 副理事長 田村 亜紀子氏
チャイルドケモハウスは、小児がんや医療的ケアが必要なこども・若年成人と家族のための施設。重い病気をもつ子どもたちや家族のための相談窓口や居場所づくりを行っています。コロナ禍、重い病気をもつこどもたちや家族がど のように過ごしていたのか?そのための必要な支援とは?コロナ禍での工夫やWeb の活用方法や支援の在り方についてお話しします。
コロナ禍、病気のこどものきょうだいたちの心に寄り添うために
NPO法人しぶたね 理事長 清田 悠代氏
病気の子どもの「きょうだい」のためのNPO 法人 しぶたねの「しぶ」は「シブリング(sibling:きょうだい)」の「しぶ」。きょうだいたちが安心していられる場所や、安心して話 ができる人が、どんどん増えるように、その「たね」を蒔いていこう!と、2003 年に生まれました。コロナ禍、感染対策や生活の変化の影響など様々な制限の中でがんばっている病気のこどもたちのきょうだいのこをとテーマにお話しいただきます。
コロナ禍の病児のあそび支援~「オンラインおもちゃの広場」で一緒に遊ぼう!
東京おもちゃ美術館 認定NPO法人芸術と遊び創造協会 副館長 石井 今日子氏
東京おもちゃ美術館は、赤ちゃんからお年寄りまでの多世代に向けて、豊かな出会いと多様な出番をつくりだすミュージアム。在宅の難病のお子さんとご家族対象の貸切デーの開催や、難病の子ども向けおもちゃセット「あそびのむし」 配付なども行っています。コロナ禍での「病児へのあそび支援」の創意工夫やWebの活用した事業などについて体験を交えてお話いただきます。
あそびは無限! コロナ禍に見つけたWebの可能性
クリニクラウンたちの創意工夫と挑戦の日々
認定NPO法人日本クリニクラウン協会 事務局長 熊谷 恵利子氏
コロナ禍、いち早くWeb 事業を立ち上げた活動を続けたクリニクラウンたち。その創意工夫と挑戦の舞台の裏側をお話します。Web を活用するためのトレーニングとは?どうやって事業をたちあげたのか?トライ&エラーを続けるからこそ見えてきたWeb の良さと今後の可能性について お話します。
【9月12日(日)2日目 ワークショップ】
「webで繋がるあそびの時間」をテーマに、ワークショップを交えて、みんなで発見・体験します。
★ 午前の部( 10:00~12:05頃)
コロナ禍、院内学級のこどもたちが教えてくれたこと
昭和大学大学院保健医療学研究科 准教授 副島 賢和氏
新型コロナウイルスの影響を受けるこども たちのこと。そして、院内学級で入院中の 子どもたちと向き合ってきた経験から見えてきた大切な視点についてお話しします。
あそびは無限! 「クリニクラウンとwebであそぼう!」を体験
認定NPO法人日本クリニクラウン協会 クリニクラウントレーナー 川島 由衣氏
「クリニクラウンとみんなでWeb あそぼう」を体験!?そして、グループに分かれてWeb の可能性や面白さ魅力などについてディスカッション!クリニクラ
ウンからは、どんなことに気を付けてオンラインでかか わっているのか?具体的なWeb 活用方法や実際のこどもたち の反応についてお話します。あそびは無限! オンラインでのあそびの可能性や面白さを体験し、それぞれの活動に活かしてもらいたいと思っています。
12:05~13:05 ランチ休憩
コロナ禍でみつけたクラウンの可能性
~クラウン・コミュニケーション・ワークショップ体験〜
クラウン劇団OPEN SESAME 主催 高野 呂音氏 有間 千氏
クラウン劇団OPEN SESAME として、Rone&Gigi のステージを行いながら、日本で唯一の、生涯学習型クラウン・スクールを運営し講師を務めるなど、広くクラウンを学ぶ機会をつ くり、幅広い分野で活躍され、クラウンの可能性を追求しているお二人。 オンラインのWS を体験!
心をつなぐ歌の力
心魂オンラインデリバリーパフォーマンスの挑戦!
NPO法人心魂プロジェクト 共同代表 寺田 真実氏
ワクワク・ドキドキ・感動は全ての人に等しく与えられた権
利であるという理念の元に、劇団四季出身俳優や元宝塚歌
劇団女優を中心として、「劇場に行くのが困難な難病の子ど
も達へ生のパフォーマンスを」と、小児病棟にも素敵なパォー
マンスを届けています! コロナ禍、生の公演が中止となっ
た中でも、≪心の孤立≫を防ごうと、オンラインで毎日配信を
続けており、創意工夫の中で感じる「歌の力」「心のつながり」
についてお話するとともに、皆さんにもミニWS を通して体
感してもらえたらと思っています。
出来ないことを魅力に変える!
一般社団法人日本エンターテイメント連盟 代表理事 白井 博之氏
クラウンは転んだりぶつかったりして笑わせるという言わば『失敗が評価される』という大変興味深い特徴を持っています。そこから発案しました【出来ないことを魅力に変える!】という考え方を、障がいのある方々や不登校・ひきこもりに悩む方々の自己表現に繋げて行く活動についてお話します。またコロナ禍での文化芸術業界の支援活動やオリジナルの「クラウンひとり遊び」もご紹介します。