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クリニクラウンレポート

クリニクラウンが沖縄県内の病院へWEB訪問!

2020年4月30日に、沖縄県立南部医療センター・こども医療センターの小児病棟にある2カ所のプレイルームに、クリニクラウンがWEB訪問しました。

WEBカメラのビデオ通話(ZOOM)を使い、こどもたちのいるプレイルームとクリニクラウンがリアルタイムにコミュニケーションを行いました。

初めての試みだったので、こどもたちはもちろんご家族やスタッフも準備段階から、どこかソワソワ、楽しみにしている様子でした。

実際に、アクセスがスタートすると、はじめは緊張していたこどもたちでしたが、クリニクラウンが画面から見えなくなったり、遠くにいったりするたびに、こどもたちのはしゃぐ声がマイクから聞こえてきて・・・。

クリニクラウンが聞き取れないという仕草をすると、それをみたこどもがマイクの前まで近づいてきて話してくれるなど、積極的に参加してくれました。

クリニクラウンがこどもたちの名前をよぶと、画面の向こうのこどもたちはうれしそうに満面の笑みを浮かべていた姿が印象てきでした。

担当してくださった小児科のドクターからは、「集合してくれたこどもたちは集中して画面を見ていました。いつもの訪問しているときのクリニクラウンさんとのやり取りと同じ感覚で、面白かった。今後も実施したい。」と感想をいただきました。

今回の試験運用で、クリニクラウンのWEB訪問には、多くの可能性を感じました。

感染症の心配なく、病院訪問とは違う形での「出会い」や「遊び」の機会を提供し、こどもの成長をサポーとしていくというこのプログラム。

今後は、プレイルーム等でのグループ実施と病室での個人通話など状況にあわせて対応していきたいと考えています。

しかし、一方で多くの課題も見つかりました。

小児病棟では、院内Wi-Fiがない環境が多く、WEB環境を整えていくことが必要です。また、病棟で自由に使えるタブレットやパソコンなどがないため、これらの環境をどう整えていくかということが課題です。小児病棟のWEB環境についての、情報をあつめていきながら、病院のスタッフの方々と一緒に課題解決の方法を見つけていきたいと思います。

また、協会の事務所で実施しているため、今回は、事務的な電話がかかってこないかひやひやしながらみていました。(アクセス中には電話が鳴らなくてほっとしました。)

今後、運用が開始すると、アクセス回数が増加するため、事務所での実施が難しくなり、会場の確保などが必要になります。運営資金の確保も当面の課題です。

課題だらけですが、このクリニクラウンWEB事業をなんとしても実施していきたいと考えております。みなさまのご協力とご支援をお願いします。

【事務局 熊谷】