2020年度クリニクラウンWeb訪問を振り返って
コロナ禍により思うように訪問が行けない中で始まったweb訪問。
実際やってみて思ったことは、web訪問でも病院での訪問と同様に楽しい時間は共有出来ると感じました。画面越しではありますが、こどもたちの楽しそうな反応をみると、病棟訪問と同じような感覚でした。
そして、新しい取り組みにクリニクラウンになって初めて病棟に訪問に行くようなドキドキ感やワクワク感を思い出し、とても楽しくweb訪問ができました。
画面越しためこどもたちにクリニクラウンの動きや表情を伝わりやすく表現するため、病棟の訪問よりも倍以上感情や体の動きを大きくしこどもたちに伝わりやすくすることが必要になります。そのため、訪問後は、病院訪問に比べて短時間の関わりですが、同じくらい体力も使い、心地よい疲労感もあり病院での訪問と同じような感じでした。
その中でweb訪問は、病棟訪問とは違い空間を自由に使えることが強みだと感じました。カメラに映っていない空間がイマジネーションを広げてくれより楽しさを倍増させてくれる要素だと思いました。また、こどもたちは画面を見るため視野が集中しやすく関わりを取りやすいと感じました。
しかし、画面越しのため細かい表情や感情の変化は気づきにくいという問題はありました。だが、近くでこどもたちをサポートしている付き添い者や病棟のスタッフの協力もあり、その問題を補うことができました。だからこそ、web訪問は、現場にいる付き添い者や病棟のスタッフの協力が欠かせないとより思いました。そのためにもより付き添い者や病棟スタッフとの連携が必要で、web訪問でのこどもとの関わりを観てもらうなかで、クリニクラウンの魅力を知ってもらい、信頼関係を築いていくことが大事だと思います。
今後、コロナ禍が長引くなかで、新しく始まったweb訪問が病棟訪問と同じくらいにこどもたちにこども時間を届けることができるものだと私は感じています。より、web訪問の魅力を引き出すためにもクリニクラウン自身が努力しないといけないと思いました。2021年度もたくさんの「こども時間」を届けていくために、頑張っていきたいと思います。
直理うみ(クリニクラウン う~み)