福井大学医学部附属病院でオンラインクリスマス会開催!
小児病棟でのクリニクラウンオンラインイベントのプログラム開発
【タケダ・ウエルビーング・プログラム「小児病棟のクリニクラウンオンラインイベントのプログラム開発」報告】
12月22日(水)に福井大学医学部附属病院の小児病棟のクリスマス会を、病棟のスタッフのみなさまと、のぞみお話タイムのみなさんとクリニクラウンが開催!!
今回も、小児病棟でボランティア活動をしている「のぞみお話タイム」のみなさまや病棟スタッフの皆さんとアイデアを出し合い企画しました。
前回7月に実施した夏祭りでは、オンラインだけど一緒に夏祭りに参加しているワクワクを届けたいと、お揃いの盛り上げグッズを入院中のこどもたちにプレゼントしたところところ大好評でした!一体感がでてとてもよかったという病棟スタッフからの感想もあり、今回も事前に盛り上げグッズとして、のぞみお話タイムさんからはサンタ帽。日本クリニクラウン協会からは、飾り付けできる工作のリースやツリーや変身めがねなどクリスマスグッズをお届けしました。そして、当日配布用のクリスマス会の招待状も作成して、当日までの雰囲気づくりを行いました。!!
クリスマス会の当日に、小児病棟スタッフの方とのぞみお話タイムのメンバーと最終打ち合わせを行いました。
のぞみお話タイムのみなさんは、エプロンシアターの「てぶくろ」と紙芝居の「やまあらしぼうやのクリスマス」。今回、こどもたちにも積極的に参加してもらえるように、エプロンシアターでこどもたちにもセリフのかけあいにチャレンジしてもらうように、どう呼びかけたら楽しいかなぁと、一緒に考えながら打ち合わせを進めました。
また、のぞみお話タイムのみなさんから、クリスマスプレゼントをこどもたちに届けたいをいうお話があり、クリスマス会の最後にプレゼントを飛ばして、小児病棟のスタッフさんに画面越しに、飛んで行ったように見えるように、アイデアを出しあいました。
前回の夏祭りの経験があったからこそ、お話タイムのみなさんや小児病棟のスタッフさんとの連携や団結力が高まって、「オンラインでもこどもたちが参加できて楽しんでもらいたい!よりよいものをみんなで作りたい!」というみんなの熱い想いが一つになった打ち合わせでした。
そして、病棟のスタッフさんと参加者のこどもたちの様子・下の名前や年齢・人数を確認。開始時刻直前に、こどもたちの病室にスタッフさんがタブレットを配ってくださり、画面を繋いでクリスマス会がスタート!!こうしてスムーズにスタートできるのも、スタッフさんのフォローのおかげです。
クリニクラウンの“ぴろ”“かずぅ”“う~み”が登場すると、みんな興味津々に画面を見つめてくれていました。クリニクラウンがクリスマス会の司会をしながら、みんなをもりあげていきます。
各回の開会・閉会宣言では、病棟のドクターやスタッフさんが登場!
クリスマスのアイテムと共に盛り上げてくださいました。
こどもたちも事前に贈ったクリスマスグッズを身に着けて、自分で好きなシールを貼って素敵に飾り付けたオリジナルのクリスマスツリーを見せてくれました。クリニクラウンたちが画面越しに見つけて「すごい!素敵なツリーだ!」「サンタのめがね似合ってるよ!」と声をかけると、こどもたちは少し照れくさそうにしながらも、とても喜んでいました。
のぞみお話タイムのみなさんのエプロンシアターのお話は、「てぶくろ」。てぶくろの中に入りたい動物が出てくるたびに、「ねぇみんな!てぶくろの中に入れてあげてもいい?」とクリニクラウンがこどもたちに聞くと、「いいよー!」と答えてくれました。手袋がぎゅうぎゅうになっている様子に「いっぱいだねぇ」と付き添いの家族とお話しする子もいて、お話の世界を楽しんでくれていました。
後半の「やまあらしぼうやのクリスマス」の紙芝居では、少し切ないシーンもあるのですが、最後はハッピーエンド。こどもたちもほっとした様子でにっこり。どちらも食い入るように画面を見つめていたこどもたちの姿がとても印象的でした。
クリニクラウンのいる部屋の画面いっぱいにイルミネーションが輝いて、生演奏のギターの音が聞こえてくると、画面を見つめるこどもたちの顔がワクワクとした表情に。クリスマスグッズを身に着けたクリニクラウンが登場して、ギターの演奏に合わせてクリスマスの歌を歌い始めると、こどもたちも自然と一緒に歌ってくれ、大喜びのクリニクラウンたちでした。
そして、最後にのぞみお話タイムのみなさんから、小児病棟のこどもたちへのクリスマスプレゼント!のぞみお話タイムのみなさんが持っていたプレゼントがふわふわと飛んでいくと、違う画面にいる小児病棟のスタッフさんのもとへ飛んできてキャッチ!このサプライズに、こどもたちも「おぉ~!」と嬉しそうに拍手をしてくれていました。みんなの笑顔がいっぱいのクリスマス会になりました!
終了後の振り返りでは、病棟のスタッフさんからは、「忙しい中だったけど、こどもたちが喜んでいる姿が見れてよかった。楽しいクリスマス会になってよかったです。夏祭りで一回経験したからこそ、ある程度流れもイメージできていたし、余裕を持って当日を迎えることができました。」と感想がありました。のぞみお話タイムのみなさまからも、「クリニクラウンのみなさんやこどもたちと一緒にお話を楽しめてよかった。プレゼントの渡し方も、楽しくできて嬉しかったです。」と伝えてくださいました!そして、また次回も一緒にやりたいという感想をいただきました。
この福井大学医学部附属病院のクリスマス会は、「小児病棟でのクリニクラウンオンラインイベントのプログラム開発」として、「タケダ・ウエルビーング・プログラム2021」から助成をうけて、日本クリニクラウン協会が実施しています。
前回の経験を活かすことができて、素敵なクリスマス会を福井大学医学部附属病院小児病棟のみなさまとのぞみお話の会のみなさまと協力して実施することができました。
助成や協力してくださったみなさま、本当にありがとうございました。