クリニクラウンの1日
クリニクラウンって、どんな活動をしているのかな?
12:30病院到着&訪問準備
クリニクラウンの1日がスタート!
日本クリニクラウン協会へ訪問開始の連絡をいれて、いざ、病院の控室へ!
消毒 清潔!安心!
衣装に着替えて、持っていく道具の準備!
衣装やおもちゃなど病棟に持ち込むものは全部消毒しておくんだよ。
壊れやすい道具も使わないようにしているんだ!
さぁ、ウォーミングアップ!
準備運動も念入りに!
毎回、訪問前に体温も測ってしっかり健康管理をしているんだよ!
病棟スタッフとの打ち合わせ(前カンファレンス)
こどもたちのその日体調や心の状態を把握するための大切な打合せ。
打ち合わせの内容を参考に、訪問の順番やマスク着用の有無などを確認するんだ。
NOSE-ON(ノーズオン)
クリニクラウンの象徴ともいわれる「赤い鼻」
「赤い鼻」をつけているときを「ノーズオン」っていうんだ!
14:00病棟訪問スタート
いよいよこどもたちのところへ!
クリニクラウンは2名1組で行動しているんだよ!
病棟スタッフや家族とも積極的にコミュニケーション!
こどもたちと接する人たちにリラックスしてもらうことも、とっても大切。
そうすることで、病棟全体に笑顔が広がっていくよ。
生まれたばかりの赤ちゃんのいる病棟にもクリニクラウンは訪問するんだ!
そして、子守歌のようなやさしい時間がひろがっていくんだよ
時には、何だろうという顔でじっとみつめられることも・・・
でもその一生懸命のまなざしは、きらきらとかがやいていたよ。
クリニクラウンは、病棟にいるすべての人と仲良し。
病棟にいる人は、大人もこどももみんなクリニクラウンの友達なんだ。
今日は部屋にはいらないでというこどもには、窓の外からあそぶことも!
マスクやガウンをつけてこどもたちとあそぶこともあるんだよ。
一人のこどもに関わる時間は5分~10分だけど、遊びの中から生まれる楽しさや発見は、こどもたちの成長に欠かせないものなんだ。
16:30訪問終了
今日もたくさんの笑顔に出会うことができました!
16:30病棟スタッフとの振り返り(訪問後カンファレンス)
訪問時のこどもたちの様子を病棟スタッフと共有する大切な時間。
クリニクラウンは、病棟スタッフもなかなか気づかないこどもの変化をキャッチする、こどもの味方なんだ!
クリニクラウンは、訪問中にこどもたちの変化をとらえ、家族やこどもの様子を病棟スタッフに伝えるんだ。
そして、こどもの成長や発達という視点でこどもたちのことを話し合う重要な場となっているんだよ。
16:45更衣・片付け
病棟に持ち込んだ道具や衣装を消毒。
「持ち込まない」「持ち出さない」という感染の媒介者にならないことがクリニクラウンの鉄則!
17:00退出・事務局への連絡
病院を出たら、電話で協会事務局へ訪問終了の連絡と報告。
そして、帰宅後は訪問報告書を作成して、事務局へ提出。
適切な活動がおこなわれているか、協会では、監査を行っているんだよ。
病棟スタッフから寄せられる感想(抜粋)
- 家族や医療スタッフも思わず笑顔なり、緊張やストレスも軽減されています。
- 長期入院をしているこどもにとっては、「次はいつくるのかなぁ」と入院生活に楽しい目標ができ、待ち遠しい日になっています。
- 表情やしぐさの変化を瞬時に読み取り、満足させてしますクリニクラウンさんの技に感嘆!いつもありがとうございます。
- こどもたちにとって入院生活における笑顔、こどもの感情を表出してもらうことがいかに大切かを医療スタッフが感じています。
- 毎日治療するという環境で、緊張しているこどもが、治療以外でのことで満たされる時間ができることがありがたい。
- 治療中には絶対見せることのないこどもらしい笑顔や反応にハッとさせられます。
感染予防への細心の注意やこどもに公平に接する姿勢に安心感をもてます。
家族からの感想(抜粋)
- 誰もが主役で楽しい、見ている人も楽しい。笑顔になれて、嫌なことを忘れるくらい笑って…ありがとうございます。まっています!
- 単調な入院生活の中、たくさんの刺激をもらい、大声で転がるようにわらっている姿がみられてうれしかった。
- 入院中のこどもは、普通の生活ができないうえに、辛い治療や食事制限なんかもこどもにとってかなりのストレスになっています。でもこどもたちにとって、クリニクラウンさんはとても心の支えになっている。
- 怖い、恥ずかしいで、はじめ近づけなかったこどもが徐々に楽しみ、笑顔に。うれしかったです。
- ハーモニカの音が聞こえてクリニクラウンの姿を見つけると、うれしくてお姉ちゃんたちが、「きたよ!」と点滴台を押しながら、教えてくれて大盛り上がりの病棟。クリニクラウンの訪問は本当にうれしいです。
- 集中治療室にも毎回遊びにきてくれ、親子でクリニクラウンの訪問を楽しみに待っています。
- わが子の状態が悪いなかでも、他の入院しているこどもたちと同じように変わらず明るく接してくれるのが本当にうれしかったです。