クリニクラウンの研修
クリニクラウンは、年間10回~12回の研修を実施しています。
研修は、実際に身体を動かすトレーニングと講義形式からなり、基礎トレーニングの他に、課題解決のためのロールプレイ(模擬演習)やディスカッションを行っています。
クリニクラウンの活動現場は、医療の現場です。クリニクラウンに求められるものは、道化師ならではの表現力とこどもの権利擁護者としての視点など多岐に渡っています。クリニクラウンになってからも継続的に研修を行い、常にスキルアップを目指し自己研鑽を重ねています。
また、病院訪問の情報を共有し、クリニクラウン全体の課題を抽出するなど、常に入院中のこどもたちのためにスキルアップを目指し研修を重ねています。
【過去研修の主なテーマ】
- 重度心身障がいをもつこどもとの関わりについて
- 循環器疾患を持つこどもとの関わりついて
- 思春期のこどもとの関わりについて
- 医療スタッフとの連携について
- 入院中のこどもと家族の気持ちについて
- パペットについて
- 相手との距離感と空間認識
- クラウンとしての表現力
- 声やリズム・音の効果
- ペアリング強化
- 感情表現と即興力
【感染症対策についての取り組みと研修】
「新型コロナウイルス感染拡大予防にかかる標準的対策」【2020年6月12日作成】、「新型コロナウィルス感染症にかかる標準的対策【2023年4月5日】」を作成し、それに基づき事業を実施しています。
新型コロナウィルス感染拡大時の訪問では、「クリニクラウンとこどもたちとの遊びの中での接触や道具の受け渡しはしない。」 「医療スタッフの方との接触もなし。」「病棟内、病室内の環境にもできるだけ触らない」など、病棟スタッフとこどもたちと安心安全に関わるための打合せを行い実施しています。
- 「新型コロナウイルス感染拡大予防にかかる標準的対策」【2020年6月12日作成】
- 「新型コロナウィルス感染症にかかる標準的対策」【2023年4月5日作成】
- 「感染症対策としての方針(抗体検査及びワクチン接種)【2023年4月更新】
- クリニクラウンは、一般社団法人日本環境感染学会(http://www.kankyokansen.org/)の「医療関係者のためのワクチンガイドライン第3版」に基づき、ワクチン接種などの対応をしています。
※訪問先病院から、「新型コロナウイルス感染拡大予防にかかる標準的対策」が とてもよくできているので、病棟内のボランティア活動の際にも役立てたいので公開してほしいという要望があり、公開いたします。上記赤文字のタイトル名よりダウンロードしてください。
クリニクラウン研修生は、感染症対策マニュアルをもとに先輩クリニクラウンから衛生面についてのレクチャーをうけます。また、年1度、クリニクラウン研修会にて感染症対策などについて内部講師によるミニレクチャーをおこなっています。
- 2019年度
- 「病院における感染対策」
講師:大阪医科大学附属病院 感染対策室 川西 史子氏 - 2020年度
- 第2回Healthcare
Clowningと療養環境を考える多職種勉強会「新型コロナウイルス感染症に病院がどう立ち向かっているのか?」
講師:大阪医科大学附属病院 感染対策室 感染管理認定看護師 川西 史子 氏
2021年度からは、PCR検査体制が整ってきており、訪問するクリニクラウンは、毎回PCR検査をうけて、実際の病院訪問を実施しています。2023年5月からは、PCR検査及び抗原検査については、病院と相談の上、必要に応じて対応しています。
【外部講師を招いての研修】
様々な分野で活躍している外部講師を招いての研修を実施。
2019年度
- 「病院における感染対策」
- 講師:大阪医科大学附属病院感染対策室 川西 史子氏
2018年度
- 「ポルトガルのヘルスケアクラウンから学ぶ3日間の特別研修」
- 講師:Pedro Fabião氏
2016年度
- 「クラウンの歴史と表現・ペアでの動き」
「声の活用・ジブリッシュ」 - 講師:クラウン劇団OPEN SESAME主宰 高野呂音氏 有間千氏
2015年度
クリニクラウンオランダ財団への視察研修実施
2013年度
- 「こどもの心臓病・症状の理由」
- 講師:稲村昇氏(大阪府立母子保健総合医療センター 小児循環器科 副部長)
- 「小児循環器疾患のこどもたち」
- 講師:吉田香織氏(大阪府立母子保健総合医療センター 小児専門看護師)